3/20/2011

ユーキの勇気

昨日の夕方、1本の電話が鳴った。
ケータイを見ると ”ユーキ”

このユーキとは3年前に一緒に働いていた仲間。

当時 派遣社員として、ここ愛知県にはるばる
出稼ぎに来てた、料理がめちゃ美味い22歳男子。

数百km離れた地元、宮城県石巻市から。



3月11日に起きた大震災。

TVで何度も目にするユーキの地元。

2日目(12日)の日に何回か電話したけど

・・繋がらなくて。

・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・8日間が経ち

昨日の夕方、1本の電話が鳴った。
ケータイを見ると ”ユーキ”

俺「もしもし?」

ユ「もしもし」

俺「ユーキ?」

ユ「はい」

俺「無事だっただねぇ! 良かったぁ!」

ユ「残念な報告があります。」

俺「・・・・・・」

ユ「俺、生きてます」

俺「お前バカか!」

ユ「いやでもツレが何人か津波にのまれて。。
   本当に戦争の跡地みたいです。」

俺「・・・・・・・・まいこ(彼女)は大丈夫?」

ユ「大丈夫です。ギリギリで山の高い所に逃げられて・・」
  
    (一部中略)

俺「でも本当に良かったよ 生きとって」

ユ「はい。でも愛知の人って味噌カツ食い
  ながらテレビ見てるんですよねぇ」

俺「そうそう。って、オイ・・。」
   しかもそれ愛知でも名古屋名物なんだけど。」

・・・。

なんだかんだで1、2分しか会話できなかったけど
ユーキの”相変わらずさ”に変に落ち着いたのか
久々に訛ってるユーキの声聞いたら目が潤んできた。

目の前で起こった事や起きてる事 全てが辛い
なんてレベルじゃない状況を目の当たりにしてるのに。

被災地の被災者を救援するのは自分側なのに。

逆にユーキに励まされた感じがした。


本当に生きててくれて良かったよ。


ムードメーカー的要素抜群のユーキ

の”勇気”

が1人でも多くの”Hope”になれますように!


そして
今日も明日も明後日も。

ムリのないところで。 誰かの。 何かに。







<KENNY>

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